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安全上重要な注意事項― このマニュアルは必ず保管して ください

ここに記載されている指示を注意深く読み、装置の設置、操作、整備、保守を行う前 に装置についてよく理解してください。以下の安全に関するメッセージは、危険の可 能性を警告するため、または手順を明確または簡潔にする情報への注意を喚起するた めに、このマニュアルまたは装置を通じて随所に記載されています。

「危険」または「警告」の安全に関するメッセージに対する記号の説明は、指示に 従わないと人体への危害を引き起こす電気的な危険性があることを示しています。

これは安全警報の記号です。人体への危害の危険性があることを警報するために使用 されます。人体への危害や死亡の可能性を避けるため、この記号が付いた安全に関す るメッセージすべてに従ってください。

危険
「危険」は、指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになる危険な状況を示し ます。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
警告
「警告」は、指示に従わないと、死亡または重傷を負う可能性がある危険な状況を 示します。
上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。
注意
「注意」は、指示に従わないと、軽傷を負う可能性がある危険な状況を示します。
上記の指示に従わないと、負傷または機器の損傷を負う可能性があります。
注記
「注記」は、人体への危害に関連しない実務に対応するために使用されます。安 全警報の記号は、このタイプの安全に関するメッセージには使用しないものとしま す。
上記の指示に従わないと、機器の損傷を負う可能性があります。

ご注意ください

電気機器は有資格者のみが設置、操作、修理、保守するものとします。この資料を使 用することに起因するいかなる結果についても、Schneider Electricは責任を負わない ものとします。

有資格者とは、電気機器の構造、設置、操作に関するスキルと知識を持ち、危険を 認識して回避するための訓練を受けた者です。

安全性に関する注意

危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
設置マニュアルの指示をすべて読んでから、この製品の設置や作業を開始してください。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
すべての作業が完了し、設置場所の清掃が終了するまで、この製品を設置しないでください。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
この製品は、Schneider Electric社の仕様と要件に従って設置する必要があります。特に、外部および内部の保護(上流ブレーカー、バッテリーブレーカー、ケーブル配線など)と環境要件は重要です。これらの要件に従わなかった場合、Schneider Electric社は責任を負わないものとします。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
UPSシステムは地方自治体および国家における規則に従って設置される必要があります。UPSは、以下の規格に従って設置してください。
  • IEC 60364(60364–4–41 - 感電に対する保護、60364–4–42 - 熱効果に対する保護、60364–4–43 - 過電流に対する保護を含む)、または
  • NEC NFPA 70、または
  • カナダの電気規則(C22.1、パート1)
使用地域で適用される規格に従ってください。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
  • この製品は、導電性汚染物質や湿気のない、温度管理された屋内環境に設置してください。
  • この製品は、システムの重量を支えられる、不燃性の平坦で硬い床面(例、コンクリート面)に設置する必要があります。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
この製品は、設計上、次のような影響物が存在する動作環境に設置することはできません。
  • 有害な煙
  • 爆発の危険があるガス、粉体混合物、腐食性ガス、他の熱源からの伝導熱や輻射熱
  • 水分、磨耗性塵埃、蒸気、または過度な湿度
  • 菌類、昆虫類、有害生物
  • 塩分を含んだ空気または汚染された冷却材
  • IEC 60664-1が規定するレベル2を超える汚染物
  • 異常振動、衝撃、傾斜
  • 直射日光、熱源、強力な電磁場
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
取り付けられている配線口カバーに、ドリルまたは切削によりケーブルや電線管用の穴を開けないでください。また、このUPS装置の近くで穴開けまたは切断作業を行わないでください。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
警告
アークフラッシュの危険
設置マニュアルで指示されていない限り、この製品に機械的変更(キャビネット部品の取り外し、ドリルや切削による穴開けなど)を加えないでください。
上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。
注記
過熱の危険
この製品周囲のスペースの要件を順守し、製品の動作中に製品の換気口をふさがないでください。
上記の指示に従わないと、機器の損傷を負う可能性があります。

電気的安全性

危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
  • 電気機器の据え付け、運転、点検、保守は、必ず有資格者が実施する必要があります。
  • 適切な個人保護具(PPE)を使用し、安全な電気作業方法に従って作業してください。
  • このUPSシステムに対する作業は、内部、外部の別を問わず、このUPS装置のあらゆる電源をオフにしてから実施してください。
  • このUPSシステムの作業を始める前に、保護接地も含め、あらゆる端子間で危険な電圧がかかっていないことを確認してください。
  • UPSには、蓄電池が内蔵されています。商用電源/主電源から切り離されている状態でも、電圧がかかっている場合があります。このUPSシステムの設置や点検を行う前に、必ず装置電源をオフにし、商用電源/主電源とバッテリーの接続を解除してください。このUPS装置内部を開く場合は、コンデンサーの放電が終わるまで5分程度待ってから開いてください。
  • 各地域の規制に従って上流電源からシステムを絶縁するため、断路装置(断路ブレーカーやスイッチ)を取り付ける必要があります。この断路装置は、作業しやすく見やすい場所に設置してください。
  • UPSは適切にアース処理/接地されていなければなりません。また、高い漏れ電流のため、アース処理/接地導体を最初に接続する必要があります。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
バックフィード保護が標準設計となっていないシステムの場合、絶縁装置の入力端子での危険電圧やエネルギーを防ぐために、自動絶縁装置(バックフィード保護オプション、もしくはIEC/EN 62040–1またはUL1778 4th Editionの2つの規格のうち使用地域で適用されるいずれかの規格要件を満たしている他の装置)を設置する必要があります。上流電源の停電後15秒以内に装置を開放する必要があり、仕様に従った定格である必要があります。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。

UPSの入力電源が外部断路装置を通じて接続されているときで、開放により中性線断となる場合、もしくは自動のバックフィード防止装置が機器外部に設置されているときもしくはIT配電システムに接続されているときは、UPS入力端子およびUPSから離隔しているすべての一次電源断路装置およびそれら断路装置とUPS間の外部アクセスポイントに、次のテキスト(またはUPSシステムが設置されている国の言語で同等に記載されたテキスト)を表示するラベルをユーザーが貼り付ける必要があります。

危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
電圧バックフィードの恐れがあります。この回路で作業する前にUPSを絶縁し、保護接地を含むすべての端子間の危険電圧を確認してください。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。

バッテリーの安全性

危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
  • バッテリーサーキットブレーカーは、Schneider Electric社が定義した仕様と要件に従って設置する必要があります。
  • バッテリー点検は、バッテリーや必要な注意事項に関して十分な知識を持つ有資格者以外は行わないでください。資格を持っていない人をバッテリーに近づけないようにしてください。
  • バッテリー端子を接続したり取り外したりする前に、充電源の接続を解除してください。
  • 爆発の危険があるため、バッテリーを焼却処分しないでください。
  • 不良なバッテリーは温度が高くなるため、表面に触れると火傷する可能性があります。
  • バッテリーを解体または改造したり、本来とは異なる方法で使用したりしないでください。漏れ出した電解液は肌や目に害を与えるため、注意してください。毒性を持っている場合もあります。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
バッテリーには、感電やショートの危険性があります。バッテリーを取り扱う際は、以下の注意に従う必要があります。
  • 腕時計や指輪など、金属製の物は外してください。
  • 絶縁ハンドル付きの工具を使用してください。
  • 保護メガネ、手袋、保護靴を装着してください。
  • バッテリーの上に工具や金属のパーツを置かないでください。
  • バッテリー端子の接続や切断を行う前に、充電源の接続を解除してください。
  • バッテリーが誤って接地されていないかどうかを確認してください。誤って接地されている場合は、接地から外してください。接地されたバッテリーに触れると、感電やショートが発生する可能性があります。適切な技術者が設置や保守を行う間、接地を外しておくことで感電の危険性を減らすことができます(接地式電源回路を持たない機器やリモートバッテリー電源が該当します)。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
バッテリー交換時は、必ず同タイプかつ同数のバッテリーまたはバッテリーパックを使用してください。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
注意
機器損傷の危険
  • システムが通電可能な状態になってから、バッテリーをシステムに搭載してください。バッテリー搭載から72時間(3日間)以上経過する前に、UPSシステムの電源を入れる必要があります。
  • 充電要件により、バッテリーの保管期間は6カ月以内とする必要があります。このUPSシステムを長期間通電せずに保管する場合、1カ月に1度以上の頻度で24時間通電することをお勧めします。この措置でバッテリーが充電され、修理不能な損傷を防ぐことができます。
上記の指示に従わないと、負傷または機器の損傷を負う可能性があります。
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