UPSの撤去または新しい場所への移動
- UPSを完全にシャットダウンし、UPSの操作マニュアルの指示に従います。
- スイッチギアーのすべての遮断装置をオフ(開)にしてロックアウトまたはタグアウトします。
- スイッチギアー/バッテリーソリューションのすべての電源遮断装置をオフ(開)にして、ロックアウト/タグアウトします。
- UPSの前面ドアを開きます。
- UPSからパワーモジュールを取り外します。
警告
重量物パワーモジュールの重量は54kg)です。パワーモジュールの吊り上げ、取り扱う場合は、訓練を受けた人員が適切な吊り上げ装置で行ってください。この手順に示すように、シザーリフトカートまたは同様の適切な吊り上げ装置を使用することを推奨します。詳細については、推奨されるシザーリフトカートの仕様を参照してください。吊り上げ装置を使用できない場合、パワーモジュールの吊り上げ、取り扱いには3人の人員が必要です。上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。警告
怪我の危険パワーモジュールは絶対に重ねないでください。上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。注意
負荷が大きく、表面が高温になる可能性パワーモジュールを取り扱う際は、保護手袋と安全靴を使用してください。上記の指示に従わないと、負傷または機器の損傷を負う可能性があります。- イネーブルスイッチをオフ(ロック解除)の位置にします。パワーモジュールの4本のネジを取り外します。
- 付属のパワーモジュールツールを使用して、パワーモジュールスロットからパワーモジュールを引き出します。図に示すようにツールを置きます。
- パワーモジュールを半分まで引き出します。パワーモジュールの落下を防ぐロック機構が付いています。
- パワーモジュールの右側にあるリリースボタンを押してロックを解除し、パワーモジュールを引き出して、適切なシザーリフトカートの上に置きます。
- 空のパワーモジュールスロットの前面にフィラープレートを取り付けます(該当する場合)。
警告
機器損傷の危険- パワーモジュールは、周囲温度が-25~55 °C、湿度が0~95%(結露なきこと)の環境で保管してください。
- パワーモジュールを保管する場合は、正規の保護パッケージを使用してください。
上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。 - プレートを測定ポイントから取り外します。再度取り付けるまで保管してください。
- 入力、バイパス、出力、中性点、DCの透明プレートの穴を通して、マルチメーターのプローブで電圧を測定し、電圧がないことを確認します。
- プレートを測定ポイントに再度取り付けます。
- 内側の2つのドアを取り外します。すべての部品は再度取り付けるまで保管してください。
- 2本のネジと2つのL字型パーツを取り外します。13本のネジを取り外します。
- 内側の2つのドアを開きます。
- 信号線コネクターを取り外します。
- 両側のナットとブラケットを取り外します。
- 内側のドアを上に持ち上げて取り外します。
- 続行する前に、入力/バイパス/出力/中性点/DCバスバーの各電圧を測定し、電圧がないことを確認します。
- UPSからすべての電源ケーブルを取り外します。詳細については、UPS内での電源ケーブルの接続を参照してください。
- 外部同期がある場合:外部同期ボード0P4809の透明な保護カバーを取り外します。外部同期ボード0P4809の信号線を取り外します。詳細については、外部同期用の信号線の接続を参照してください。
- 内側の2つのドアを再度取り付けます。
- 内側のドアをヒンジの上に持ち上げます。
- 両側のナットとブラケットを再度取り付けます。
- 信号線コネクターを再度接続します。
- 内側のドアを閉じ、13本のネジを再度取り付けます。
- 2本のネジでL字型パーツを両側に再度取り付けます。
- UPSからすべての信号線を取り外します。詳細については、信号線の接続、スイッチギアーおよび他社製の補助製品からの信号線の接続、Modbusケーブルの接続、およびPBUSケーブルの接続を参照してください。
- 耐震固定の場合のみ:ボルトを緩めてUPSを背面耐震固定用金具から取り外します。
- 前面ドアを閉じてロックします。
- キャスターが床に完全に接触するまで、UPSの脚部を持ち上げます。
- キャスターを床の上で転がしながらUPSを移動できるようになりました。
警告
転倒の危険- UPSのキャスターは、平らかつ均一で、硬く水平な表面でのみ移動可能です。
- UPSのキャスターは短距離(同じ建物内など)の運搬を目的としています。
- ゆっくりと動かし、床の状態やUPSのバランスに細心の注意を払ってください。
上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。 - 耐震固定の場合のみ:床から背面耐震固定用金具を取り外します。再度取り付けるまで保管してください。詳細については、耐震固定用金具の取り付けとUPSの配置を参照してください。
- 長距離の運搬やUPSのキャスターに適さない環境での運搬:
警告
上部が重いキャビネットパワーモジュールが取り付けられていない場合、UPSの上部が重くなる可能性があります。取り扱いおよび運搬/出荷準備の際には、適切な予防措置を講じてください。上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。警告
転倒の危険長距離の運搬やUPSのキャスターに適さない環境での運搬では、次のことを確認してください。- 運搬を行う担当者が必要な技能を持ち、十分な訓練を受けていること
- UPSを安全に持ち上げ、運搬するために適切なツールを使用すること
- 適切な防護物(包装や梱包など)を用いて製品を損傷から守ること
上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。運搬の要件:
-
UPSの重量(639 kg、パワーモジュール未装着時)を支えることができる適切なパレットの中央に、UPSを垂直に設置します。
-
UPSをパレットに取り付けるには、適切な固定方法を採用してください。
-
元の出荷用パレットと元の運搬用金具の組み合わせは、破損していない状態であれば再利用可能です。
危険
転倒の危険- パレットにUPSを配置した後は、速やかに適切な方法でパレットに固定してください。
- 固定金具には、積み込み、運搬、積み下ろしの際の振動や衝撃に耐えられる強度が必要です。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。警告
予期しない機器の動作フレームが曲がったり破損したりする可能性があるため、UPSをフォークリフト/パレットトラックでフレームに載せて直接持ち上げないでください。上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。 - 次のいずれかを実行します。
- UPSを撤去する。または、
- UPSを新しい場所に移動させて取り付ける。
- UPSを新しい場所に取り付ける場合:設置マニュアルに従って、新しい場所にUPSを取り付けてください。取り付けの概要については、UPSの設置手順を参照してください。システムの起動は、必ずSchneider
Electric社が行います。
危険
感電、爆発、またはアークフラッシュの危険システムの起動は、必ずSchneider Electric社が行います。上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。