UL固有の仕様
UL向け上流保護と下流保護
パワーモジュールのライブスワップの前提条件
パワーモジュールのライブスワップは、以下のUPS設置前提条件下においてのみ可能です。シナリオ1またはシナリオ2のいずれかに従ってください。
UPS設置前提条件 - シナリオ1:瞬時オーバーライド値とトリップ時間。これは以下UL向け推奨上流保護の表に従って設定されます。 | UPS設置前提条件 - シナリオ2:GVLOPT011でサポートされる代替ブレーカー構成とERMSモード付きブレーカー。* |
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サーキットブレーカーの瞬時トリップ時間は、最大50 msである必要があります。 | サーキットブレーカーは、入力(ユニット入力ブレーカー、UIB)とバイパス(スタティックスイッチ入力ブレーカー、SSIB)向けに設置する必要があります。 |
サーキットブレーカーの瞬時オーバーライド値は、以下の表に基づいて設定する必要があります。 | サーキットブレーカー(UIB、SSIB)は、NEC 240.87、NFPA70E、IEEE1584、またはEN51110-1に準拠したERMSモードを備えている必要があります。 |
サーキットブレーカーは、入力(ユニット入力ブレーカー、UIB)とバイパス(スタティックスイッチ入力ブレーカー、SSIB)向けに設置する必要があります。 | 3つ以上のUPSを備えた並列システムの場合:サーキットブレーカーは、各UPSの出力(ユニット出力ブレーカー:UOB)向けに設置する必要があります。ユニット出力ブレーカー(UOB)のサイズは、スタティックスイッチ入力ブレーカー(SSIB)と同じです。 |
3つ以上のUPSを備えた並列システムの場合:サーキットブレーカーは、各UPSの出力(ユニット出力ブレーカー:UOB)向けに設置する必要があります。ユニット出力ブレーカー(UOB)のサイズは、スタティックスイッチ入力ブレーカー(SSIB)と同じです。 | サーキットブレーカー(UOB)は、NEC 240.87、NFPA70E、IEEE1584、またはEN51110-1に準拠したERMSモードを備えている必要があります。 |
ライブスワップは、UPSを保護するために電流を制限する断路器が使用されている場合、65 kAbfを超えるシステムで使用することはできません。 | GVLOPT011(Galaxy VLドアスイッチキット)をUPSに取り付け、UPSのフロントドアを開けたときに、UIB、SSIB、UOBでERMSモードがオンになるように、接続する必要があります。 |
ERMSモードでは、瞬時トリップ電流を5000 A以下に設定する必要があります。すべての時間遅延設定は、ゼロに設定します。 |
Schneider Electricは、シナリオ1またはシナリオ2の前提条件が満たされていない場合、ライブスワップラベルを製品前面から削除する権利を有します。
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感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
シナリオ1またはシナリオ2の前提条件に従ったUPSの設置においてのみ、パワーモジュールのライブスワップを実行してください。
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
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UL向け推奨上流保護
バイパス/出力ブレーカーのサイズは、公称電流+10%に基づいています。これは、低グリッド電圧や並列UPS間のケーブル長の偏差に対応するためです。バッテリーブレーカーのサイズは、380 VDCと定義された放電終止時電圧に基づいています。
UPS定格 | 200 kW | 250 kW | ||
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入力 | バイパス | 入力 | バイパス | |
ブレーカータイプ | LJF36400CU31X | LJF36400CU31X |
LJF36400CU31X |
LJF36400CU31X |
Ir | 320 | 280 | 400 | 360 |
tr | ≥4 | ≥4 | ≥4 | ≥4 |
li (x In) | ≤12 | ≤12 | ≤12 | ≤12 |
UPS定格 | 300 kW | 350 kW | 400 kW | |||
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入力 | バイパス | 入力 | バイパス | 入力 | バイパス | |
ブレーカータイプ |
PJF36060CU31A |
PJF36060CU31A |
PJF36060CU31A |
PJF36060CU31A |
PJF36080CU31A | PJF36060CU31A |
Ir | 480 | 420 | 540 | 480 | 640 | 540 |
tr | ≥4 | ≥4 | ≥4 | ≥4 | ≥4 | ≥4 |
li (x In) | ≤12 | ≤12 | ≤10 | ≤12 | ≤10 | ≤12 |
UPS定格 | 450 kW | 500 kW | ||
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入力 | バイパス | 入力 | バイパス | |
ブレーカータイプ | PJF36080CU31A | PJF36080CU31A | PJF36080CU31A | PJF36080CU31A |
Ir | 720 | 640 | 800 | 720 |
tr | ≥4 | ≥4 | ≥4 | ≥4 |
li (x In) | ≤8 | ≤10 | ≤8 | ≤10 |
UL向け推奨ケーブルサイズ
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感電、爆発、またはアークフラッシュの危険
上記の指示に従わないと、死亡または重傷を負うことになります。
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バスバー1個あたりのケーブル接続の最大数:
-
入力/出力/バイパスバスバーに4本
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入力/出力/バイパスバスバーに4 x 600 kcmil
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DC+/DC-バスバーに5 x 500 kcmilまたは8 x 300 kcmil
-
Nバスバーに8本
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接地バスバーに16本
このマニュアルにおけるケーブルサイズは、National Electrical Code(NEC)の表310.15 (B)(16)中の以下の表記内容に基づいています。*
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90 °C(194 °F)の導体(75 °C(167 °F)の終端)
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周囲温度30 °C(86 °F)
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銅導体またはアルミニウム導体を使用
周囲温度が30 °C(86 °F)を超える場合、NECで明記されている補正係数に従ってより大きな導体を選択する必要があります。
機器接地導体(EGC)のサイズは、NEC 250.122条および表250.122の最小要件に従っています。
バイパス/出力ケーブルのサイズは、公称電流+10%に基づいています。これは、低グリッド電圧や並列UPS間の長さの偏差に対応するためです。バッテリーケーブルのサイズは、380 VDCと定義された放電終止時電圧に基づいています。
銅
アルミニウム
UPS定格 | 200 kW | 250 kW | 300 kW | 350 kW | 400 kW | 450 kW | 500 kW |
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電圧(V) | 480 | 480 | 480 | 480 | 480 | 480 | 480 |
入力相(AWG/kcmil) | 1 x 500 | 2 x 250 | 2 x 300 | 2 x 400 | 2 x 500 | (3 x 300)* | (3 x 400)* |
入力EGC(AWG/kcmil) | 1 x 1 | 2 x 1 | 2 x 1/0 | 2 x 2/0 | 2 x 3/0 | 3 x 3/0 | 3 x 3/0 |
バイパス/出力相(AWG/kcmil) | 1 x 400 | 1 x 600 | 2 x 250 | 2 x 350 | 2 x 400 | 2 x 500 | 2 x 600 |
バイパスEGC/出力EGC(AWG/kcmil) | 1 x 2 | 1 x 1 | 2 x 1/0 | 2 x 1/0 | 2 x 2/0 | 2 x 3/0 | 2 x 3/0 |
DC+/DC-(AWG/kcmil)(mm2) | 2 x 500 | 3 x 300 | 3 x 500 | 4 x 350 | 4 x 500 | 5 x 400 | 5 x 500 |
DC EGC(AWG/kcmil) | 1 x 2/0 | 3 x 3/0 | 3 x 4/0 | 4 x 4/0 | 4 x 250 | 5 x 350 | 5 x 350 |
3線並列用インバーター中間点ケーブル(AWG/kcmil) | 1 x 500 | 2 x 250 | 2 x 300 | 2 x 400 | 2 x 500 | 3 x 300 | 3 x 400 |
入力、バイパスおよび出力ケーブルの管理に関するガイダンス
入力、バイパスおよび出力ケーブルは回路でまとめる必要があります。レースウェイの場合、以下の2種類のケーブルフォーメーションを使用してください。
並列システムのバイパス運転における負荷共有
バイパス回路のインピーダンスは、並列UPSシステムで制御する必要があります。バイパス運転モードで動作している場合、並列負荷共有は、ケーブル、スイッチギアー、スタティックスイッチ、ケーブル構成で構成されるバイパス回路のトータルインピーダンスによって決定されます。
注記 |
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機器損傷の危険
並列システムのバイパス運転で正しく負荷共有を行うには、以下の推奨事項に従います。
上記の指示に従わないと、機器の損傷を負う可能性があります。
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並列UPSシステムのeConversion運転制限
eConversion運転は、並列UPSシステムのUPSを最小負荷率で稼働させることができます。必要な最小負荷率は、電源ケーブルのサイズによって異なります。
推奨ケーブルサイズに基づく標準eConversion運転制限
UPS定格 | 最小負荷率 |
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200 kW | 34% |
250 kW | 27% |
300 kW | 23% |
350 kW | 19% |
400 kW | 17% |
450 kW | 15% |
500 kW | 14% |
この表を使用するにあたってのその他の前提条件は以下の通りです。
-
値は推奨ケーブルサイズの使用に基づいて計算されています。
-
各相につき最大2本のケーブル設置がサポートされています。
-
バイパスケーブルと出力ケーブルは、すべてのUPSで同じ長さである必要があります。
非推奨ケーブルサイズに基づく標準eConversion運転制限
UPS定格 | 最小負荷率 |
---|---|
200 kW | 50% |
250 kW | 40% |
300 kW | 34% |
350 kW | 29% |
400 kW | 25% |
450 kW | 22% |
500 kW | 20% |
この表を使用するにあたってのその他の前提条件は以下の通りです。
-
値は非推奨ケーブルサイズを使用したシナリオに基づいて計算されています。
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各相につき3本または4本のケーブル設置がサポートされています。
-
バイパスケーブルと出力ケーブルは、すべてのUPSで同じ長さである必要があります。
ULに推奨されるボルトおよびラグサイズ
注記 |
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機器損傷の危険性
UL承認済みの圧縮ケーブルラグのみを使用してください。
上記の指示に従わないと、機器の損傷を負う可能性があります。
|
銅
アルミニウム
ケーブルサイズ | ボルトサイズ | ケーブルラグタイプ(1穴) | ケーブルラグタイプ(2穴NEMA) | 圧着工具 | ダイス |
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1/0 AWG | M10x35mm |
LAA1/0-12-5 |
LAB1/0-12-X |
CT-930 |
CD-920-1/0 Pink P42 |
2/0 AWG | M10x35mm |
LAA2/0-12-5 |
LAB2/0-12-5 |
CT-930 |
CD-920-2/0 Black P45 |
3/0 AWG | M10x35mm |
LAA3/0-12-5 |
LAB3/0-12-5 |
CT-930 |
CD-920-3/0 Orange P50 |
4/0 AWG | M10x35mm |
LAA4/0-12-5 |
LAB4/0-12-5R |
CT-930 |
CD-920-4/0 Purple P54 |
250 kcmil | M10x35mm |
LAA250-12-5 |
LAB250-12-5 |
CT-930 |
CD-920-250 Yellow P62 |
300 kcmil | M10x35mm |
LAA300-12-2 |
LAB300-12-2 |
CT-930 |
CD-920-300 Red P66 |
350 kcmil | M10x35mm |
LAA350-12-2 |
LAB350-12-2R |
CT-930 |
CD-920-350 Red P71 |
400 kcmil | M10x35mm | — |
LAB400-12-2 |
CT-930 |
CD-920-400 Blue P76 |
500 kcmil | M10x35mm |
LAA500-12-2 |
LAB500-12-2R |
CT-930 |
CD-920-500 Blue P87 |